お酒とは自然が作り出す産物。水資源や稲作が豊かな日本各地では、奥深く魅力的な日本酒がいくつも作られています。地方自治体に寄附することでお礼をもらえるふるさと納税では、日本酒を手に入れることも可能。大吟醸に純米酒、本醸造酒など……ふるさと納税でもらえる日本酒たちをご紹介します。
目次
種類によって異なる香りとコク。日本酒の魅力を引き出すおつまみたち。
※ぱくたそ
日本酒には大きく分けて3つの種類があります。(厳密にはより多くありますが、当ブログでは主な日本酒の種類に限らせていただきます)1つは香りが高く味が渋い「吟醸酒」です。吟醸酒は精米歩合60%以下、麹歩合15%以上の日本酒。精米した白米を低温でゆっくり発酵させ、粕の割合を高くし、特殊な芳香をつけることで完成します。
日本酒のなかではフルーティーで爽快な味わいが特徴的。ぴったりのおつまみは「白身魚の刺身」や「山菜の天ぷら」「ホタテ貝の酒蒸し」など、素材を活かしたあっさりめな食材がよく合います。
2つ目は「純米酒」です。純米酒は精米歩合を70%以下にした白米と米麹、水のみで製造された日本酒。お米本来の味が魅力的で味わい深いお酒です。香りとコクという点でいうと、コクが強く、香りは大吟醸に比べると低いでしょう。ぴったりのおつまみはしっかり味付けがされているもの。「サバの味噌煮」や「とんかつ」「餃子」「焼き鳥」などです。
3つ目は「本醸造酒」です。純米酒に醸造アルコールを加えた日本酒で、精米歩合は純米酒と同じく70%以下、醸造アルコールは白米に対し10%以下で作られています。香りは吟醸酒に比べると控えめで、冷淡辛口な清涼感ある味わいが特徴的です。
本醸造酒には、あっさりしたシンプルな味付けの料理から、味付けがしっかりした料理にも幅広く合うでしょう。「冷奴」「湯豆腐」「ホタテのカルパッチョ」などがおすすめです。
種類ごとにお酒をたしなむ! ふるさと納税でもらえる日本酒。
※ぱくたそ
1、「大吟醸 南部美人」(寄付金額13,000円 / 岩手県仁戸市)
伝統的な「袋吊り」の手法で一滴ずつ丁寧に搾りとったお酒を、1升瓶が10本入る1斗瓶で低温熟成して作られたお酒が「南部美人」です。吟醸酒特有の華やかな香りが魅力的で、かつ雑味のない繊細でふくらみに富んだ味わいは、皆さんのお口にも合うことでしょう。
おつまみは「南部美人」そのものの香りとコクが強いので、シンプルな味付けの料理がよいと思います。
2、「純米酒 北吹雪」(寄付金額10,000円 / 北海道遠別町)
北海道遠別町のもち米「はくちょうもち」を100%使用してつくられた日本酒です。日本酒初心者から通の人まで、幅広い層に受け入れられる一品。すっきりとシンプルな味わいの辛口爽酒です。
「北吹雪」は1年を通して購入することは可能ですが、最も美味しくいただけるのは春先の季節といわれています。おつまみとしては「筍の天ぷら」「イカの薄造り」「じゃがバター」などと相性が良いので、ぜひ手にれたら試してみてはいかがでしょうか。
3、「本醸造酒 からくち三千盛」(寄付金額20,000円 / 岐阜県多治見市)
辛口の日本酒でありながら、クセがなくすっきりとキレのある味わいのお酒が「からくち三千盛」です。濃い甘口のお酒が主流であった昭和30年代に、先代からの手法を引継ぎ、誕生した日本酒。
キレのある味わいが、飲む度に口のなかをリフレッシュし、料理を引き立ててくれることから男性だけでなく女性からも人気を得ている一品です。おつまみとしては豆腐料理や煮物、蒸し物などとの相性がよく、「からくち三千盛」の魅力を引き出してくれることでしょう。
地方の水、自然が生み出した日本酒をぜひ堪能あれ!
※ぱくたそ
いかがだったでしょうか? 地方自治体を元気にするふるさと納税で、返礼品としてもらえる日本酒をご紹介してきました。今回ご紹介した日本酒は、ほんの一部ではありますが、どれも各地方の土地がらを反映させた、その地域ならではの一品。「日本酒が大好き!」という方は、ぜひふるさと納税に参加してみてくださいね。