CMなどでも話題の「ふるさと納税」。耳にはよく入るけれど、いまいち概要が分からない……。そんな方のために、ふるさと納税の仕組み・メリットをわかりやすく解説いたします。実は、各自治体に納税することで、翌年の所得税が控除される、その土地土地の特産物がもらえるなど、お得なことがいっぱいのふるさと納税。この記事で理解して、皆さんもふるさと納税してみてはいかがですか。
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そもそも、ふるさと納税って何!?
出典:ぱくたそ
言葉は聞いたことがあるけどいまいち理解していない。ふるさと納税を理解していないのであれば、あなたはけっこう損をしているかもしれませんよ。「そんなことも知らないの~!」とまわりに言われる前に、ふるさと納税の仕組みを理解しておきましょう。
ふるさと納税は簡単にいうと、自分の居住地ではなく、地方自治体に納税し地方創生に参加することができる制度のことです。自分の生まれ故郷だけではなく、日本各地の様々な自治体に寄附し、そのお金は地方創生に活用されます。逆に、各自治体からは寄附のお礼に返礼品として特産物や家電商品などをプレゼントされる、お互いにWin-Winな納税制度なのです。
ふるさと納税の手続きの仕組み! 確定申告は面倒ではないの?
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では、次に手続きの流れをご説明します。ふるさと納税を各自治体に行なうと、お礼として返礼品があなたのもとに届き、しばらくすると寄附を証明する「受領書(寄附金受領証明書)」が送付されます。その後、確定申告の手続きを行なうことによって、所得税の還付や個人住民税の控除が受けられ、実質的な自己負担額を2,000円に抑えることができます。
でも、なんだか確定申告って面倒くさそう……と思われますよね。そんな問題を解消するためにふるさと納税では「ワンストップ特例」という制度を利用することができます。ワンストップ特例では、1年間のふるさと納税先が5箇所以内の方であれば、誰でも適用可能。
所得の確定申告は必要なく、「ワンストップ特例申請書」と「本人確認書類」を各自治体に送るだけで、翌年分の個人住民税の控除を受けることができるのです。
ふるさと納税をしたほうがいい理由とは! その5つのメリットをご紹介
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ふるさと納税には、通常の納税では得ることのできないメリットがあります。それは以下の5つです。
- 多種多様な返礼品をもらえる
- 確定申告で翌年の税金が控除される
- 納税先を自由に選ぶことができる
- 寄附金の使用用途を選ぶことができる
- 複数の地域に寄附することができる
まず、1番目の「多種多様な返礼品がもらえる」ですが、これが最も有名なふるさと納税のメリットです。各地方の特産品、例えばお米やお肉、魚介類など。はたまた最新の電化製品まで。様々なお礼の品をいただくことができます。
2番目の「翌年の税金が控除される」は前章でご説明した通り。手続きをすれば、実質負担額は2,000円で済むというから驚きです。
3番目の「納税先を自由に選ぶことができる」ですが、通常の納税とは異なり、ふるさと納税では好きな寄附先の地方自治体を選ぶことができます。
4番目の「使用用途を選ぶことができる」は、寄附金の使い道を知ることができるということです。通常の納税だと、そのお金が何に使われているかあまり定かではありませんよね。でも、ふるさと納税では、各地方自治体のHPやふるさと納税のポータルサイトにその使用用途が記載されているので、納得したうえで納税することが可能です。
5番目の「複数地域に寄附することができる」は、1箇所でなく様々な自治体にパラレルに寄附することができるということ。1箇所に絞る必要がないので、異なる複数の自治体に納税し、別々の返礼品を楽しむのも面白いですよ。
まずはふるさと納税で検索! 気になる返礼品を探してみよう。
出典:ふるさとチョイス
いかがだったでしょうか? 「ふるさと納税」というワードは耳にしたことがあったけど、いまいち仕組みが分からない……という読者の皆さんも、大枠の概要は理解していただけたかと思います。
とはいえ、まだやってみる考えはない……のであれば、「ふるさと納税」で検索してみることをオススメします。検索すると様々なサイトがヒットするかと思いますが、その中から返礼品をチェックしてみましょう。
まだ、各自治体の返礼品をチェックしたことがないのであれば、その種類の多さにびっくりすることと思います。「へえ~、こんなものももらえるんだ」と思ったら、今年の税金の一部をふるさと納税してみることを検討していただけるかも?と考えています。ぜひ、お気軽に調べてみてくださいね。